高校生に物理を教えるのは難しい。 ある物理の先生から、生徒に物理の授業がきちんと出来るようになるまで3年間辛抱が必要だと言われていた。 大学進学を目指す生徒が大半を占める県立高校で物理を教え始めてから3年が経過して、確かに当時の自分は、東京大学の問題を自力で解けるようになっていたし、それを論理立てて説明することが出来る...
いじめられてます。先生。 と生徒からSNSを悪用したいじめを訴えられた時に、我々教師たちはどのような行動をとれば良いのでしょうか? 実は私も、こういった問題に向き合った経験がすでにあります。今回は、その具体的な事例をお伝えすることで、いじめ問題と向き合っている先生方のお役に立てればと思う次第です。 私の時は、Twitt...
机間巡視をどのように活用すればいいのか? 今回はその一例をお届けする。 授業時間中、もしも生徒の怪しげな行動に気付いてしまったら・・・教師が生徒たちの方を向いて、説明をしている時に、1人だけずっと下の方に視線を向けたまま、微動だにしない。 居眠りをしているのか? と、もう少し注意深く観察すると、手先の方は元気に活動して...
信号反応の不思議に迫る。 化学と言われたときに、皆さんは何を連想しますか?? 多くの人は、白衣を着た科学者が試験管に入った不思議な薬品入りの液体をビーカーに注ぎ、化学変化を確認する姿を思い浮かべるのではないでしょうか・・・?? (これは私だけか・・・。) そのようなイメージを持ちつつ、学校現場で演示実験を披露するにして...
実験室で授業を行うのは難しい。 教室で行う授業とは異なった注意点が多数存在する。授業の基本シリーズ No.2において、教室における授業の組み立て方に関する記事をお届けしたが、学習意欲が低い生徒たちにとっては、どれだけ配慮しても教室での授業が続くと退屈してしまう。 特に理科の授業だと小学生、中学生の時に実験や工作の授業を...
不登校生徒と向き合う時は、教師である以上必ずやってきます。 私も高校現場で働いてきて、不登校生徒の状況を耳にしたり、時には担任として対応を迫られたこともあります。不登校という言葉をウィキペディアで検索してみると、いろんな経緯が回りくどく掲載されていて、わかりにくい部分が非常に多いです。 そこで今回は、私自身の経験から考...
授業を組み立てることにも、ある一定の技術が存在します。 私は長年、1時間の授業をきちんと成立させるのに苦労してきました。 生徒たちはたったの10分間でさえ授業者の話を 集中して聴くことが出来ないので困った経験を繰り返してきました。 あることを説明するためには、15分は必要だけど、 それでは授業が間延びしてしまいます。...
モザイクアートを利用すれば学校生活の思い出を演出できます。 9月10月というと、三重県の県立学校では文化祭シーズンとなります。文化祭では各クラスで企画を立案して、本番当日まで準備作業に生徒たちは励みます。 基本的には生徒たちが企画から準備までを成し遂げることが前提となりますが、クラス全体のモチベーションが低かったりして...
骨格を接着させれば、いよいよ骨格標本が完成です。 今までの教員生活の経験を振り返ってみても、食べ物系の授業に対する生徒の食いつきは例外なく良かったため、今回に関しても上手くいくものと信じて実践してみた骨格標本づくり1回目の授業ですが、あえなく撃沈。 骨格標本づくりに挑戦① 気持ちを取り直して2時間目、3時間目の授業の下...
手羽先から骨格標本を作ってみたい。 今年度異動により、新たな勤務先にやってきて約半年。 ライフワークバランスを保つために、授業は今まで実践してきたものを中心に展開してきましたが、今まで30~40規模の生徒たちに展開してきた授業と、少人数の生徒たちに対する授業とのミスマッチが発生したり、そもそも授業者である私自身が物足り...