マッチ棒とマッチ箱に利用されている薬品を利用することで、簡単にかんしゃく玉を作ることが出来ます。
教壇に立って間もない頃、
教師F
どうすれば楽しい授業が出来るのだろうか・・・???
と思い悩み、
そして、それを可能にする教材を渇望していました。
今年の2月に県内のある学校が廃校になるために、実験道具を譲ってもらえるとの情報を聞きつけて、
これはチャンスだ!
と、遠路はるばる来校して大量のマッチを譲ってもらったのも、若き頃の習慣の名残かもしれません。
私が教育学部出身であれば、教師としての多少のイロハは学んでいたかもしれません。
しかし、元々教師を志していたわけではなく、所定の単位さえ揃えれば教員免許が取得できる工学部出身の
当時の私は言わばペーパー教師でした。
授業をしている私自身が、
教師F
つまらない授業をしているよなー・・・
と心の中でつぶやきながら授業をしていたのも懐かしい話です。
そんな私に活路を見いだしてくれたのが、こちらです。
楽しい化学実験
(三重県高等学校理科教育研究会編)

今でも愛用しているネタの電気パン、ポップコーン、花火等々は、こちらを参考にしています。
年度によって微妙に改訂されているみたいですが、今日ご紹介するかんしゃく玉も楽しい化学実験に掲載されている内容です。
三男:ジャギ
ところで「かんしゃく玉」って、
どんなもの??
どんなもの??
ロンゲ先生
かんしゃく玉と言えば、こんな奴ですね。

私も小学生の頃、駄菓子屋に行って購入しては、踏んづけたり、壁に投げたりして、爆裂音を楽しみました。
今回は、マッチを利用したかんしゃく玉の作り方をお伝えします。
動画での解説はこちら↓↓↓
(かんしゃく玉というよりは、陸上競技で使うピストルの雷管のようなものが出来上がります。)
■準備物
マッチ箱
(高さ0.8cmのもの[左]なら2箱、高さ1.5cmのもの[右]なら1箱準備します。)

マッチ棒2本、アルミホイル、はさみ、定規、薬包紙
(あればベター。無ければ普通紙で大丈夫です。)

■作り方
1.まずアルミホイルを1辺が4×4cmの大きさに切断します。

2.マッチ箱の側薬(マッチ箱の側面の茶色い部分)をはさみの刃の部分で削り落としアルミホイルに移します。
(はさみの刃が痛む可能性があるので、カッターナイフを利用するのも有効です。)

3.2と同様に今度は頭薬(マッチ棒の先の白い部分)を削り落としてアルミホイルに移します。
(削った頭薬は、はさみのヘリの部分で潰して粉状にしておいてください。)

4.後はアルミホイルをくるんだら完成です。ハンマーでたたいて見て下さい。

側薬の量が充分でなかったり、マッチが湿気ていたりすると、なかなか一回で反応しないことがあります。
既にお気づきかもしれませんが、マッチ箱に1箱に対してマッチ棒2本だけの使用だと、大量のマッチ棒が余ります。
このマッチ棒をストックして、2019年はドミノアートに挑戦してみました。
2020年はどうしようかなぁ…