目次
■痩せないし老化する!ランニングの真実
◎メリットは気持ちよくなれること。
※デメリット
それぞれ、私の実体験と照らし合わせて考えてみました。
◎気持ちよくなれること
確かにこれはありました。どちらかというと普段引きこもりがちでストレスを溜め込みやすかった私がランニングにのめり込んでいったのは、走っている時に沸き起こる気分の高揚感。これを求めていた部分があります。
今にして思うと、ランニングを開始した年末年始は、身体がみるみる内にシェイプアップされていったので、「ランニングは何て素晴らしいんだ!」とエクスタシーに拍車をかけていました。
しかし、その反面、ランニングの爽快感を求めて、身体を酷使したために、膝を痛めてしまうことなどが度々ありました。
これも動画において触れられていて、一説によるとランニングによる負傷率は、アメリカンフットボールよりも高いのだとか・・・。
1.カロリーをそれほど消費しない。
これは何となくわかっていました。アプリを利用して消費カロリーをチェックしていたので、「これだけ走ってもこの程度か・・・。」とは思ってましたが、2時間近く走ると1500kcal程度燃焼するので、人並み以下の食事に制限していたら減量に12分に作用します。
2.ストレスホルモン、コルチゾールを分泌する。
ランニングの大きな弊害は、特に2にあるように私は思います。コルチゾールは2つの悪影響をもたらす可能性を秘めています。
1つ目が、コルチゾールは食欲増進ホルモンとして作用すること。先ほど、ランニングは減量に12分に作用すると述べましたが、それはあくまで食事制限出来ていたらという条件付きです。
確かに、ランニングを始めてから食欲が増進したように思います。ウルトラマラソンを完走してからは、美味しいものを食べるために走るという目的でランニングを継続しましたが、その陰にはコルチゾールの意思が働いていたように思います。
おかげさまで、ここ数年は、仕事のストレスによる食欲と相まって週1回ペースで焼肉を食べる始末です。
確かにたくさん食べるために走るのであれば、需要と供給の関係を満たしていますが、減量のために走るとなると、よほど強靭な自制心がないと、コルチゾールの作用による食べ過ぎによってプラスマイナスゼロ、場合によってはマイナスの結果になりそうですね。
2つ目が、コルチゾールは本来、外敵から逃げる時に分泌されるホルモンで、何でもいいから身体の中のものを分解してエネルギーに変換するように作用すること。
そして、最も分解されやすいのが筋肉で、この時身体の中で炎症が発生し脂肪は溜め込みやすくなっているのだとか。これも過去の自分に当てはまる気がします。
長時間のランニングを行うと、筋肉痛に似た痛みを発症します。ランニングによっておこる痛みは下半身全体にじわっと広がっているような感じで、局所的に痛みを感じる従来の筋肉痛とは異質な感じがします。
この時に、私の体内では炎症を起こし筋肉が分解されていたのかもしれません。ランニングを開始してから、下半身が特に細くなりましたが、上記のような理由が背景にあったのでしょう。
3.有酸素運動した時に発生する活性酸素が老化を促進!
有酸素運動とは、その言葉の通り酸素を有する、つまり酸素を必要とする運動です。なぜ酸素を必要とするのかと言えば、酸素を使って体内(の栄養素)からエネルギーを取り出すためです。
マッチの火が燃えるのは酸素があるからです。そこに燃えやすい物質があっても酸素が無ければ物は燃えません。
マッチの火をつけるためには、マッチ棒をこすって摩擦熱を引き出し、その熱をきっかけに、燃料と酸素が化学反応を引き起こして、大量の熱エネルギーを発生させる訳です。
これを有酸素運動に置き換えると、化学反応のきっかけとなる摩擦熱に相当するのがランニングなどの運動で、燃料は体内の栄養素(栄養素が枯渇している場合は身体そのものを燃料として消費します。)です。
長時間の有酸素運動においては、身体から効率よくエネルギーを取り出したい訳ですから、酸素の反応性は高い方がいいに決まってます。
この反応性の高い酸素を活性酸素といいます。(詳しくは、こちらを参照してください。)反応性が高いということは、有酸素運動に限定すればエネルギーを効率よく取り出すメリットがあるのかもしれません。
しかし、酸素がその他の組織に対して悪影響を及ぼす場合において、反応性が高くなるということは、デメリットとして働きます。
老化とは身体が錆びる、つまり身体が酸化することとすれば、有酸素運動が老化に結び付くことが理解できるのではないでしょうか。
ストレス解消のために定期的に楽しむ程度なら効果はありそうですが、ダイエットのためにランニングを習慣にしようとされている方は、再度検討された方がよさそうです。