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2月28日に始まったアメリカ・イスラエルとイランの紛争から、まもなく1ヶ月が経とうとしています。連日ニュースでは爆撃の映像が流れていますが、皆さんの周りの空気はどうでしょうか?

 

いつも通りの通勤風景、賑わうショッピングモール……。

ガソリン代は上がりましたが、どこか他人事のような、妙に落ち着いた空気を感じます。

私は今、この日常の風景に、言葉にできない*『異様な違和感』を覚えています。

 

第1章:蛇口は閉まった。なのに「使え」と煽る政府
(1. 供給停止と矛盾する補助金)

「資源エネルギー庁の発表によれば、3月20日、海峡を抜けていた最後のタンカーが日本に到着しました。これ以降、中東からのまとまった石油は届きません。日本のエネルギーの蛇口は、すでに閉まっていたのです。

 

本来なら、どうすべきか? 答えは簡単です。安定供給の目処が立つまで、
国を挙げてガソリンの使用を制限し、温存すべきです。諸外国はすでにそう動いています。

ところが、日本政府がやっていることは真逆です。数千億円の補助金を出して、ガソリン価格を無理やり抑え込んでいる。これでは節約どころか、消費を促進しているのと同じです。

供給がないのに需要を煽る……

 

この狂ったブレーキとアクセルの踏み間違いに、
気づいている人はそれほど多くありません。

イラン戦争が終結してから、石油供給が段階的に再開されるまでに
2か月から6か月を要すると言われています。

で、あるとするならば、石油の備蓄を放出するのは、石油の輸入の目途が立ってからではないでしょうか…??

 

第2章:見捨てられた45隻と「抜け駆け」という呪縛
(2. 人命救助を拒む『同盟の義理』)

「さらに深刻なのが、ホルムズ海峡に閉じ込められた45隻の日本関連船舶です。封鎖から1ヶ月。船内の備蓄食料は底を突きかけています。船員たちの命が危機に晒されているんです。

 

イラン側は『日本関連の船なら通してもいい』と打診してきました。しかし、日本政府は『同盟国への抜け駆けになる』と、交渉のテーブルにすらつこうとしません。

 

ですが、現実はどうでしょうか?

 

インド、中国、ロシア、パキスタン……。彼らはイランと直接交渉し、タンカーを悠々と通過させています。すでに『抜け駆け』なんて言葉は意味をなさない。

 

『人命救助のために45隻を帰還させる』。

この正当な主張すら、アメリカの顔色を伺わないといけない。

これが日本の外交の現実です。

 

第3章:歴史は韻を踏む――2020年1月の既視感
(3. パンデミック初期の再来)

この『深刻な事態に対して、何も動かない政府と静かな世間』。

私は、6年前の冬を思い出します。

 

2020年1月、武漢で感染爆発が起きた時。SNSには人が突然倒れる衝撃的な映像が溢れていました。

私も含め、『すぐに入国制限をすべきだ』という声はありました。

しかし、政府は春節のインバウンドを優先し、何も動かなかった。

 

そして4月、手遅れになってから出された『緊急事態宣言』。

 

 

マーク・トウェインの言葉に『歴史は繰り返さないが、韻を踏む』という言葉があります。

 


これは、「歴史上の出来事が全く同じ形で繰り返されることはないが、似たようなパターンや力学が何度も現れる」ということです。

 

今のこの静けさは、あのパニック直前の1月、2月と全く同じリズムを刻んでいます。

今、私たちは、次に来る『強烈なパニック』の韻を踏もうとしているかのようです。

 

第4章:ショック・ドクトリン――思考停止の先に待つもの
(4. 物理的限界という名の新秩序)

パニックが起きた時、人は思考停止に陥ります。そこに乗じて、本来なら反対されるような過激な改革を一気に推し進める。

 

これをナオミ・クラインは『ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)』と呼びました。

 

6年前の自粛は、まだマシだったのかもしれません。

なぜなら、お店を開けようと思えば開けられたからです。

しかし、次に来るものは違います。

 

ガソリンがないから物流が止まり、棚から物が消える。

電気がないから学校も職場も閉鎖せざるを得ない。

『自粛』ではなく、物理的に『不可能』になるのです。

 

私たちは今、その断崖の直前に立っています。

 

日常の裏側に潜む「断崖」:冷静な備えが社会を救う

これが単なる私の杞憂に終われば良いのですが、日本政府の直近の対応を見ていると、不自然というよりは、ある種の「作為」すら感じます。

 

ここで私が強調したいのは、危機を煽ることではありません。

 

もしこの先、取り返しのつかない大きな問題が起きた時、それが「突発的な事故」ではなく「起こるべくして起きた必然」です。

ですから、「いよいよ起きたな」と、ある種の冷静さを保つこと。

それがパニックを防ぐ唯一の盾になります。

 

「ジャスト・イン・タイム」という薄氷のシステム


それから、メディアは盛んに買い占めを抑制する報道をしていますが、日本の物流システムの現実は異なります。

 

現在の主流は、店頭で売れた分だけをその都度補充する「ジャスト・イン・タイム(JIT)」方式です。

 

この効率化の代償として、店舗には大量の在庫が備えられていません。

つまり、「流通の停滞 は 即座の品切れ」を意味します。

 

「平時の備蓄」は物流を助ける知恵である

もしも、この先に流通困難による品不足が想定されるのであれば、平時のうちに少し多めに買い込んでおくことが、むしろ得策です。

 

平時の購入は、 需要を分散させて物流の回転を維持する「促進剤」となります。

流通が停止してからでは、わずかな在庫を奪い合う「パニック」を招きます。

 

有事は奪い合いに発展します。

 

社会が正常に機能し、スーパーの棚に商品が溢れている今こそ、生活に欠かせないものをストックしておくことをお勧めします。

 

これは「自分勝手な買い占め」ではなく、パニック発生時に理性を失わないための「心のインフラ整備」です。

 

思考停止を拒絶し、冷静な観察者に

かつてのパンデミック初期と同じ「不気味な韻」を今、歴史は踏んでいます。

流通機能が完全に停止したとき、人は理性を保てなくなります。

だからこそ、今という「平時」を最大限に活用し、備えておくこと。

それが、来るべきショック・ドクトリンの波に飲み込まれず、

自分と大切な人を守るための、最も理にかなった行動です。

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