目次
はじめに
今回は、横浜駅周辺のおすすめカプセルホテルをご紹介します。これからご紹介するスカイスパYOKOHAMAは、横浜駅から徒歩3分のスカイビル14階にある施設です。かなり情報量が多くなっておりますので、目次より気になるところだけご確認ください。
1階には横浜シティエアーターミナル(横浜YCAT)があり、横浜駅からの移動だけではなくバスを利用した旅行の際にも大変便利です。
↓画像をタップするとフロアの詳細が確認できます。
また、女性専用スパや男女共用スペースが充実しているので、カップルや夫婦そろってのご利用にもオススメです。
住所:〒220-0011横浜市西区高島2-19-12スカイビル14F
TEL:045-461-1126■料金(男性)
素泊り (食事なし) 3400円~7500円/人
食事付き(朝食のみ) 4040円~8140円/人
食事付き(夕食のみ) 4450円~8550円/人
食事付き(朝食、夕食) 5090円~9190円/人
※その他、羽田空港バス券付き、ボディケア40分付きなどのプランがございます。
詳細はこちらをご確認ください。■料金(女性)
素泊り (食事なし) 3900円~6700円/人
食事付き(朝食のみ) 4540円~7340円/人
※男性料金とは若干異なりますので、詳しい料金体系は直接店頭にお尋ねください。チェックイン:8時~ チェックアウト:12時
地図
午前8時からのチェックインが可能!!
エレベーターを利用してスカイビルの14階を出ると、スカイスパ横浜のフロントに通じる通路があります。
フロント前で履物を脱いで鍵付きの下駄箱に入れたら、チェックインの手続きを行います。入浴のみの方もここで手続きを行います。入浴のみの料金はこちらをご確認ください。
カプセルホテルのチェックイン可能時刻は、大体のところが12時~15時以降なのに対して、 スカイスパYOKOHAMAは午前8時からのチェックインが可能になっています。夜行バスで早朝に横浜に到着しても、午後まで時間を潰すことなく早めのチェックインが可能です。
チェックインが完了して、ロッカーキーを受け取ったらロッカールームに移動して館内着に着替えます。ロッカーは縦長でリュックサックを入れる時などは一苦労です。ロッカーに入らない荷物はフロントで預かってもらえます。
8時30分~10時30分まで浴室は使用できないので注意
浴室は8時30分~10時30分までは利用できないので、8時台にチェックインした場合は朝食を済ませたり、男女共用の休憩スペースなどでしばらく過ごします。
朝食はビュッフェ形式、夕食は8種類の定食
食事は14階のレストラン「リフレッシュダイニング “KOO”」で行います。
食事付きプランで宿泊すると、チェックインの時に食事券がもらえます。朝食付きプランであれば8時にチェックインしてそのまま朝食を食べることが可能です。(朝食のラストオーダーは9時30分)
朝食はビュッフェ形式となっていて、和食と洋食それぞれのメニューが日替わりで食べられます。
私が宿泊した時のメニューはこんな感じでした。
生卵があるので卵かけごはんも食べられます。
当日料金は700円で、前売りチケットを購入した場合は640円となっています。朝食付きの宿泊の場合は宿泊料金に640円が追加されています。
夕食付きプランは、8種類の定食から1つ選択
夕食付きプランの場合は、8種類の定食の中から1つ選ぶことが出来ます。
定食メニューの他にも様々なメニューがあるので、その時の気分に合わせた食事ができます。
2021年12月はこんなメニューになってました。
イチオシは充実したコワーキングスペース
個人的に感動したのはビジネスマン思いのコワーキングスペースです。
入口前の左右にあるテーブルにはそれぞれ3脚の椅子があり、ここでもデスクワークが可能です。
コワーキングスペース内には、複数名で行うミーティングスペースに、
デスクワーク専用のテーブルが5台、
テーブル付きの個室が2か所備わっています。
どこを利用してもコンセントが十分に揃えっている!
入口前のテーブルには、テーブル表に2カ所、壁に1カ所とUSB充電の差込口が1カ所、さらにテーブル下にもコンセントがあります。
ミーティングスペースは、テーブルの真ん中に2カ所と壁に2か所、
その他のコワーキングスペースは、テーブルの隅の方に2カ所コンセントがあります。ここならパソコン充電を行いながら、携帯電話やモバイルバッテリーの充電も出来るので、PCや携帯電話の電池切れに悩むことがありません。
コワーキングスペース内では飲食が可能!
コワーキングスペースの内、ミーティングスペースと個室にはタッチパネルが備わっていて、ロッカーキーのバーコードをかざして食事の注文が出来ます。テーブル席には食事のメニュー表と店員さんの呼び出しボタンがあるので、ボタンを押して直接店員さんに注文できます。
バリエーション豊富な大浴場
スカイスパYOKOHAMA HPより
大浴場入口手前に大量のタオルが積まれていて、それを1枚とって中に入ると左手に歯ブラシ、かみそり、ナイロンタオルと入浴に必要なアメニティが揃っています。少し進んで左側には洗い場があり、右側にはかけ湯とシャワールームが1カ所、壁に沿って進むとあかすり会場があります。浴室内には、ジャグジーバス、クーリングバス、水風呂、炭酸泉檜風呂、フィンランド式ドライサウナ、古代ローマ式スチームサウナが所狭しと配置されています。
ジャグジーバスは、寝湯タイプのものが5台、通常のタイプのものが3台あります。
浴槽の温度が最も高いのがジャグジーバスになっており、とりあえず温泉に浸かって身体を温めたい時はここを選びます。
外の眺めが素晴らしい
スカイスパYOKOHAMA HPより
炭酸泉檜風呂より奥の窓際にデッキチェアが3台並んでいて、そこから14階からの景色が一望できます。その他にもサウナ室やジャグジーバスの窓からも外の景色が観賞できるので、様々な場面に応じて横浜市の街並みを堪能できます。
館内への入場制限に要注意
スカイスパは横浜駅に直結する施設なので、とにかくどの時間帯も人が多いです。
と思って、お風呂の需要が少なそうな15時台に大浴場を利用してみましたが、それはもうたくさんの人が利用していました。
あまりの人の多さに、お客さんの利用が集中しやすい17時~19時台は、頻繁に館内への入場制限がかけられているのでご利用の際は注意が必要です。
人気がありすぎる事が唯一の難点
とても快適なスカイスパYOKOHAMAの唯一の難点は、人の数に対して浴槽が狭いことが挙げられます。炭酸温泉は二酸化炭素濃度を一定に保つために低めの温度設定となっており、身体を温まられる温浴施設が唯一ジャグジーバスだけなので、温かいお湯に浸かりたい時には、少し物足りない気分になります。
夏場だとまだ良いですが、冬場だと温浴の需要が高まるので、
って思います。
個人的におススメなのが古代ローマ式スチームサウナ
スカイスパYOKOHAMA HPより
個人的には、ここのスチームサウナがおすすめです。コワーキングスペースでデスクワークした後は、高温蒸気が充満したスチームサウナで疲れた目を癒します。ヒーリングミュージックが流れているので目を閉じて耳を澄ませていると自然と心が落ち着いてきます。
ここの入り口正面に塩が置いてあるので、全身に塩をまぶして塩サウナとして利用することも可能です。
アウフグースは常に満員御礼
スカイスパYOKOHAMA HPより
フィンランド式ドライサウナでは、以下の時間帯に約10分間のアウフグースが実施されます。
(囲い枠)
「ロウリュ」とは、サウナの本場フィンランドのサウナ・プログラムです。サウナストーブにアロマを含んだ水をかけることで蒸気を発生させます。マイナスイオンを含んだ熱気が新陳代謝を促進し、身体の活性化に役立ちます。また、ジワジワと身体の芯から暖められますので、大量に発汗することができ、身体内の老廃物を取り除くことができます。ドイツでは「アウフグース」と呼ばれており、タオルで仰ぐパフォーマンスにより、香りと心地よい熱風を送り一気に発汗を促します。(引用:スカイスパYOKOHAMA HPより)
■実施時間(男性)
12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00、18:00、19:00、20:00、21:00、24:00
このアウフグースは、お客さんに大人気でこの時間帯になるとサウナ室が満室になります。大体アウフグース開始5分前になると、お客さんがサウナ室に移動し始めます。やがてサウナ室が満室になると外に行列ができます。
アウフグースが始まると高温蒸気に打ちのめされてギブアップした人がぞろぞろと退室してくるので、序盤にサウナ室内に入れなくても途中参加できるのですが、最初から最後までアウフグースを満喫したい方は、開始10分前からサウナ室に待機しましょう。
アウフグースの内容
アウフグース開始数分前になるとスタッフのお兄さんがサウナ室に現れて準備に取り掛かります。
まずは扉を開放して室内を換気し、自身の給水用のペットボトルが入ったバケツとアロマ水入りのバケツ、氷入りのバケツを持ち込みます。氷入りのバケツにはキューゲルと呼ばれるアロマ水を凍らせて作ったアイスボールが2つほど乗っかっています。
サウナ室内には、サウナストーンが入った鉄塔2台あるのですが、アウフグースが始まると担当のお兄さんがアロマ水を柄杓(ひしゃく)ですくって、この鉄塔に注ぎ込みます。
その後、お兄さんがタオルをぶんぶん振り回すと、蒸発した高温のアロマ蒸気が熱波となって我々に襲いかかってきます。これが3回ほど繰り返させると、次のステージに進みます。
この辺りから徐々に脱落者が出始めるのですが、お兄さんは容赦してくれません。これからが本番と言わんばかりに、サウナストーンのてっぺんにキューゲルをのっけて、その上からアロマ水をかけることで、更に室内の体感温度を上昇させていきます。
アロマ水と氷の二段構えによって、高温蒸気の発生時間が持続するので、サウナ室内は灼熱地獄と化します。キューゲルを使用した後は、残った氷をサウナストーンを使って、2回ほど高温蒸気を発生させます。
この時、お兄さんが振り回すタオルから送り込まれる熱波はとても熱く、皮膚が焦げてしまいそうになります。
ここで一気に体感温度が上昇し脱落者が続出します。
室内はかなり熱くなるので、アウフグース担当のお兄さんも合間合間に水分補給したり、身体に冷水をかけたりしてクールダウンしています。
暑いと言っても、我々一般客は高温な室内に座っているだけですが、担当のお兄さんは終始タオルを振り回したり、それなりに激しく動いているので、体力の消耗度合いは半端ないと思います。
アウフグース終了後、水風呂に浸かってるお客さんの横で、取って付きの桶で館内着を着たまま冷水を浴びてることもありました。
2人体制のアウフグースは更に強烈!
これが基本的なメニューなのですが、アウフグースの内容は時間帯や担当者によって微妙に違います。稀に2人体制でアウフグースが実施されることがあって、これが更に強烈です。
通常通りアロマ水をサウナストーンに注いでからタオルを振り回す儀式を3回程繰り返したら、突如、「それでは担当を交代します。」と告げたのち、もう一人のお兄さんと交代します。
体力の有り余った元気一杯のお兄さんが氷の儀式を始めたかと思ったら、さっき担当してたお兄さんが追加のアロマ水を持って入って来ます。
アロマ水を追加したら出ていくのかと思いきや、サウナストーンにアロマ水をかけたら2人がかりでタオルを振り回してくるのでもう大変。
通常のアウフグースでもかなり強烈なのに、これには私も溜まらず最後の最後でギブアップしました。
稀に2人体制の時が有りますので要注意です。
アウフグースが終了すると、すぐに水風呂が満員になります。その後は、椅子取りゲームです。サウナ→水風呂→椅子に座って放心状態になるのが「サウナでととのう一連の流れ」ですので、最後に椅子がなくなります。
水風呂の方はすぐに空いてくるので慌てずに順番を待ちましょう。座る場所がない時は、洗い場を利用したり、炭酸温泉で足湯しながら上半身の熱を放出します。
カプセルルームは15階
カプセルルームへの入口は15階にあります。部屋数は合計46室でした。通常の竪穴式のカプセルが40部屋、側面がむき出しになっているタイプが6室あります。
室内は綺麗で通常のコンセントにUSB充電用の差込口があって結構便利です。
ただ、コンセントの差込口がくぼんだ所にあるので、電源ケーブルの形状によっては入らないことがあります。その場合は延長コードを貸してもらえるようです。
ラジオは使用できなくなっています。時代の流れを感じさせてくれます。
カプセルルーム入口の隣にパウダールームがあって、奥の方に男子トイレがあります。
ハンドソープの他に歯ブラシや綿棒があるので、朝起きた時の歯磨きとか最低限のことをここで済ませられます。
共用の休憩スペースがとても快適
14階のベイビューと15階のリクライニングシートが休憩場所になっていて、ここがとても快適です。
14階のベイビュー
14階のベイビューフロアは床暖房が効いていて、寝転がっていても暖かく身体が冷えることがありません。部屋の隅にタオルケットやマット、枕代わりになるクッションが収納されているので、ここを寝床として一晩を過ごすお客さんもいます。
壁際にはコンセントがあるので、コワーキングスペースが満席の時は、ここでパソコン仕事をしたり、携帯電話を充電しながら動画をみたりゲームが出来ます。
15階のリクライニングシート
14階の階段を登って15階に辿り着くと、正面にはスタッフカウンターがあって、そこにはウォーターサーバーが設置されているので、ここでのどの渇きを癒せます。
リクライニングシートにもコンセントの差込口が3か所あるので、ここでも携帯電話の電池切れに困ることがありません。
外の眺めがとても綺麗です。
どうでしょうか。
横浜駅から、思い立ったらすぐ行けるアクセス抜群のスパ&サウナ。地上14Fの絶景と、ヨーロッパ・スタイルの本格的スパ&サウナで、日常の喧騒を離れた寛ぎの時を過ごせます。
コワーキングスペースが充実していて、都内のビジネスマンを応援する環境としてパーフェクトな施設となっています。
唯一のマイナスポイントは、あまりの素晴らしさ故にお客さんが殺到し入場制限がかけられたり、入浴施設を満足に利用できないことがあることだけ。
今回の総合評価は星4.5とさせていただきますが、私個人としては関東圏に来た時は、真っ先に利用したい宿泊施設です。