スポンサーリンク

南海トラフ地震はやってくる!
そのように言われるようになってから早10年近くが経過しております。

南海トラフ地震について
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。

国土交通省(気象庁)HPより抜粋

前回の昭和南海地震から100年~150年とすると、次に起きるのが2046年~2096年となり、本当にこの範囲内に収まるのであれば後25年先のこと。その時、私は60代で2096年までには100歳を超えているので、もしかしたら生きている間には起こらないかもしれませんが、100年~150年というのはあくまでも目安です。

これから、いつ起きてもおかしくないと考えておいた方が無難でしょうし、日数が経つにしたがってその発生確率は確実に上がっていくので、日を追うごとに防災意識の涵養と対策の強化は必須のものとなってきます。

そうは言っても、

地震に対して備えることが大切なのはわかるけど、
具体的にどんな対策をしたらいいのかわからない!

かつての私がそうであったように、そのような方々(生徒)が大半だと思います。

現実問題、大規模災害に対する備えは、住んでいる地域によって多種多様になってきます。

山間部に生活している人であれば土砂災害、

海岸沿いに住んでいる人であれば津波被害に備えないといけませんし、その後の避難生活も避難所での生活が余儀なくされる場合もあれば、運よく自宅で過ごせる場合もあります。

したがって、授業(学習)において防災意識を涵養するためには、個々の生活環境に応じた学びが必要になってきます。

そこで、科学と人間生活の地学分野において、津波ハザードマップを利用した防災学習を通して、個々の生活環境に応じた防災対策の進め方を学習します。

津波ハザードマップで図上演習

授業に際して必要なのは、津波ハザードマップと油性ペンです。

津波ハザードマップは、定期的に各家庭に配布するために市役所の防災対策課にストックされているので、一度問い合わせて見て下さい。授業で必要な分であれば無料で譲ってくれると思います。

授業では4名のグループに分かれて学習するので、1クラス40名であれば10部必要になります。私は、学校近くの市役所(防災対策課)に問い合わせて毎年50部~60部程度入手しています。

油性ペンは、色付きのものをグループ分準備します。最低5色あれば十分です。参考までに、私が使用している商品のリンクを示しておきます。

スポンサーリンク

1.導入(動画視聴)

これから起こるであろう南海トラフ地震の脅威を少しでも身近に感じてもらうために、本題に入る前に動画を視聴してもらいます。私は、授業の導入でこちらの動画利用しています。

その後、グループ学習に移行し、ハザードマップと油性ペンを各グループに配布します。

スポンサーリンク

課題1.代表者を決定しよう

ハザードマップは各グループに1部だけなので代表者1名を選出し、代表者の自宅で生活している想定で、大規模災害が発生した時に起こり得る危険性について考えていきます。

代表者が決まったら、ハザードマップ上にある自宅の位置を確認して×印を記入します。

課題2.大地震が起きたときの危険性について考えてみる

課題2では次の1~4の設問に沿って、グループで作業を進めながら災害について協議していきます。

2-1.自宅から半径2km以内にある河川・水路・貯水池を青色のペンでなぞる。

地震発生後に津波被害に備えないといけませんが、津波は海からやってくるだけではなくて、川を逆流して迫ってきます。

したがって、川の周囲は氾濫していることが予想されますし、地震による大きな揺れによって堤防が決壊していたりすると、浸水被害が及ぶ可能性があります。そのため、自宅から避難所に向かう時には、そのような川の氾濫リスクを考慮したルート選択が必要になってきます。

また、大きな揺れによって水路や貯水池の水があふれ、周囲の道路が浸水して使用不可能な状態になっているかもしれません。

半径2kmの長さについては、地図の右下にスケールが示されているので、そこを参考にします。

2-2.主要道路を茶色、鉄道を黒色のマーカーでなぞる。

これは、比較的被害の小さい県外に移動する術があるかどうかを考える意味合いがありますが、本当に大切なのは、これらのルートが完全に遮断されてしまうことは、物資の輸送ルートが遮断されてしまうことを意味しています。

三重県松阪市の周辺においては、阪神淡路大震災の時のように高速道路が横転するリスクがありますし、電車(近鉄)によるルートも遮断されます。残された国道についても津波被害によって、しばらく使用できなくなることを考えると、各家庭において1週間以上の食糧の備蓄は必要になってきます。

2-3.学校・幼稚園および指定避難場所は緑色、消防署・警察は青色、病院・救護所は赤色で○をする。

大規模災害が起きた時の避難場所の確認と負傷者が発生した時の救援や介護をどこまで求められるかを把握します。大規模災害においては、周辺住民全員が被災者となりますので、消防隊員であったり医療関係者であるとはいっても、自身の安全の確保が優先されます。したがって、非常事態時には公的サービスに頼らないようにしないといけません。

2-4.地図の情報を元に、整理しよう。

2-1~2-3で確認した情報を元に次の4つのことについて整理していきます。

1.大地震が起きたときの避難場所
2.消防隊員はかけつけられるか?
3.負傷者の搬送先と交通機関
4.その他自宅周辺に発生しそうな問題

以上の課題を進めていくと、大地震が発生した時に自宅周辺ではどのような危険が迫ってくるのかが、具体的にイメージ出来るようになってきます。

これで1時間の授業が終了です。次回の授業では実際に大地震が発生した時の具体的な行動についてシュミレーションしていきます。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事