運動量の内容について、問題解法にまつわる知識から実際の問題の確認までを行っていきます。
今回のテーマで扱う問題は、数研出版『2020実践重要問題集』の40の衝突後動く台に乗る物体の問題です。この問題を通して、
大学入試問題のどのような場面において、運動量にまつわる知識が活きてくるのか?
であったり、
なぜ運動量と力積の関係で問題を解かなければいかないのか?
と言った理由を学ぶことによって、自ずと解法の必然性が見いだせるような内容になっています。運動量にまつわる基礎知識が定着している人は、主題2に進んでください。問題演習に関わる前提知識の確認が必要な人は、そのまま次の主題1へ進んでください。
目次
主題1.運動量の基礎
この項目では、大学入試問題を解く上での前提となる知識の確認を行っていきます。
要点資料は、以下より閲覧およびダウンロードできます。
1.運動量と力積
ここでは、運動量と力積の関係について学習します。
2.運動量保存側
ここでは、運動量保存側の成りたちについて確認します。
3.はねかえり係数(反発係数)
ここでは、はねかえり係数について確認します。
主題2.運動量の問題解法
それでは、実際に運動量の問題を解いていきます。
数研出版『2020実践重要問題集』
40:衝突後動く台に乗る物体の問題(1)
以下の動画は、問題設定の確認から(1)の解説までとなっております。
40:衝突後動く台に乗る物体の問題(2)
以下の動画において、(2)の解説および「運動方程式と等加速度運動の式」の関わりから、最適な解法を選択するための考え方について学びます。大学入試問題においては、当然のことながら、問題集で解いたものと全く同じ内容のものが出題されることはありません。似たような問題が出題されることはあるにしても、設問の内容が変わるだけでも、問題の難易度が様変わりします。
そのような変化に対して、「常に有効な解法とは何か?」、「なぜこの解法が有効なのか?」と言ったことを確認していきます。