高周波治療器コリコランの原理を高校物理で考察してみる。
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先日、パナソニックの高周波治療器コリコランを購入しました。購入に関する経緯はこちらのブログを確認ください。

今回のブログでは、ピップエレキバンなどの磁気治療器や高周波治療器などの電気治療器が体内の血行を促進する原理について高校物理、化学の知識を活用して考察してみます。

まずは身体の内部に目を向けてみると、無数の血管が身体の隅々まで、存在していることが確認できます。

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この血管内を血液が巡ることによって全身の細胞に栄養分や酸素を運搬し、二酸化炭素や老廃物を運び出します。

血液が正常に流れていて、体内の老廃物の除去が正常に行われていれば、問題はありません。

しかし、何かしらの原因で局所的に老廃物が蓄積したり、血管が圧迫されたりすることで、血液の流れが滞っていたとします。

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そのような場所では、体内の浄化作用よりも老廃物の蓄積スピードが上回り、それがいずれは身体の不調として自覚症状として現れます。

こういった患部に対して、ピップエレキバンのような磁気治療器を貼り付けます。血液は単純に言えば、電気を持った液体で、それが血管の中を流れています。電気を持つ物体(=電解質)が流れているという点については、金属の中を電流が流れているのと同じ状態です。そこに磁気治療器の磁場が加わると、フレミングの左手の法則に従う方向に、電気持った液体は力を受けます。

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仮にプラスの電気を持った物体がこの力を受けて下図のように右側に偏ったとすると、マイナスの電気を持った物体は左側に偏ります。

この時、外部からの作用により血液の流れに変化がつけられるということは、滞りがちの血流を活性化させる効果を期待できます。

更に、ちょうど磁気作用を受けている部分には、プラスとマイナスの電気的な高さの差(電圧)が発生し、体内に電気が流れます。

下図:患部を流れる血管のイメージ
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人間の体液は電解質溶液でもあるので、発生した電気は、周囲の細胞に電気刺激を与え組織を活性化させます。

このようにピップエレキバンなどの磁気治療器は血流と組織の活性化などの作用を期待することが

できます。

高周波治療器の場合だと、直接患部に対して、電気を流すので上記と同じ効果が期待できることに加えて、900万ヘルツの高周波、つまりプラスの電気とマイナスの電気の流れる方向が1秒間に900万回入れ替わっています。ということは、患部を流れる血液も1秒間に900万回の振動を促されるので、血流の促進効果は一方向への力を促す

ピップエレキバンよりも理論的には大きくなります。

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上図:ピックエレキバンは直流電流、高周波治療器は交流電流が流れるイメージ。〜を○で囲んだ記号は交流電流を示す。

以上、高校化学、物理の知識を活用して、まとめてみました。ただ単に盲目的に信用するよりは、こうしてある程度理論立てて原理を理解できると、その効用も大きくなるのではないでしょうか。

ということで今日はここまで。読者の皆様、しばしのお付き合いありがとうございました。

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