高校教育の現場より:やっぱり過酷な6月!
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尿管結石を患った週末が明けて月曜日。

日曜日の夜は、腰の痛みから夜中に何度か目覚めることがありましたが、大事に至ることはなく月曜日の朝を迎えることが出来ました。

救急搬送された時の激痛に比べたら断然楽になりましたが、まだまだ歩行困難な状態です。こんな瀕死の状態ですが、授業は4コマ。日曜日から、ちゃんと授業できるのかどうか不安でしたが、痛み止めを服用しながら何とか腰の痛みに耐えて苦難を乗り越えました。

今、3年生は就職試験を受ける企業を選択しているところで、7月の就職調整会議を経て学校斡旋で受ける企業が決まっていきます。

この就職調整会議に向けて、クラス担任は、各クラスの出願状況や企業の求人数に目を向けながら、時には進路指導部と情報交換しつつ、生徒たちの希望を集約していきます。

授業であれば、過去の動画教材を流用すれば、最低限の体裁は保てますが、就職関係については、クラス担任が抜けてしまうと替えが効かなくなってしまうので、これから1か月は、なにがなんでも抜けられません。

就職試験を受ける企業さえ決まれば、後は履歴書を書いて面接練習するだけです。生徒たちにとっては重労働ですが、こちらの指導は私がいなくても何とかなります(それでも多大な迷惑をかけますが…)。

それだけ、クラス担任にとっては重要な時期なのですが、今がとてもピンチです。

責任感や使命感で、休めないというのもありますが、私は性格的に「人から受けた恩はきちんと返すのが筋である。」と思ってしまう性格なので、ここで同僚から大きな恩を受けたくないという邪な気持ちも潜んでおります。

1年間で一番大切な時期に戦線離脱して、その代わりを誰かに務めてもらう。
その誰かから、

じゃあ来年も学校よろしくね!

と言われたら、私の性格上なかなか断れません。

そんな想いを秘めながらの授業。今日は、1年生の科学と人間生活です。

本来であれば、この土日に動画編集して上映するつもりだったのですが、尿管結石のために編集が間に合わず申し訳ない。

と断りを入れてからの授業です。

立っているだけでも辛いので、本当にやばい時は教卓にもたれかかったりと、終始教卓の周辺から離れられない、みっともない姿をさらしていましたが、

それでも授業が終わると、「パソコン運びましょうか?」と声をかけてくれる親切な生徒がいてくれたりと、生徒たちにも支えてもらいながら、何とかこの苦難を乗り越えました。

今日の御恩は、来週アイスクリームを作ってお返しします。

それにしても、今日は暑かったです。結構、暑くなってきた割には、気温が27.5℃前後ということで、エアコンの使用は認めてもらえず。毎年のことですが、エアコンの使用がスタートすれば、気温のことなど気にせずガンガン使えるのですが、最初だけ、28℃以上だったか30℃を超えないと使用できないというルールが厳格に守られます。

これが授業を受ける生徒であったり授業する教員を苦しめます。
やはり6月は過酷です。

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