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はじめに

今回は、スライム製作を通して、高分子化合物の結合様式を確認します。化学的処理を施すことによって、物質の硬さなどの物性を変化させていることを授業を通して体験的に理解します。

スライムを作ろう!

準備物()内は10セットの必要数
・プラスチックケース大1個(10個) ・洗濯のり100mL(1000mL) ・ホウ砂5g程度(約50g) ・300m Lビーカー1個(10個) ・試験管1本(10本) 薬品さじ1本(10本) ・ビニールシート1枚(10枚) ・ストロー4本(40本) ・絵の具1セット ・ペットボトル5本程 ・アルコールランプ1個(10個) ・三脚1個(10個) ・金網1個(10個) ・温度計1本(10本)

洗濯のり、ホウ砂は薬局で購入しました。洗濯のりは100均でも購入可能なようです。

300mLビーカー、試験管、薬品さじはケニスより購入。

ビニールシートは授業用の教材を切断して再利用したものです。

完成したスライムを載せるためのシートなので、ボウルやプラスチックケース、サランラップやアルミホイルで代用可能です。

ストローと絵の具はホームセンターで購入しました。ストローはスライム風船を作るときに使用するので、スライムを作るだけだったら必要ありません。

アルコールランプ、三脚、金網、温度計は、アマゾンで購入しました。

 

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事前準備

ホウ砂の飽和水溶液を調整します。スライム1個あたり20mL必要になるので、10グループであれば、10倍の200m Lが必要になります。ペットボトルに水を約1L加えて、その中にホウ砂を溶けなくなるまで入れます。

 

完成したホウ砂の飽和水溶液20m Lを試験管に入れて、試験管立てに立てておきます。これを10セット準備します。

水が入ったペットボトルに好みの色の絵の具を入れて、色付きの水を作っておきます。実習の時に、生徒たちは好みを色をここから選んで100mL持っていきます。

プラスチックケースの中に、300mLビーカー、洗濯のり1本、温度計1本、薬品さじ1本、ストロー4本、ビニールシートを入れておきます。これを10セット準備しておきます。

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実習

※スライムを実際に作る様子は上の動画を確認ください。

1.授業資料を配布して空欄部分を埋めていきます。

2.書き込みが終わった生徒からプラスチックケースに入った実験セットを取りに来るように伝えます。

3.ビーカーの中に、洗濯のり100m Lと色付きの水を100mL入れるように指示します。

4.洗濯のりと水を測りとったら、アルコールランプに火をつけて、50℃になるまで加熱します。(50℃はあくまでも目安なので、45℃前後でも構いません。)

※加熱している間に、洗濯のりと水を薬品さじでよくかき混ぜておきます。また、この時にホウ砂の飽和水溶液が入った試験管を取りに来るように指示します。

5.液体の温度が50℃に到達したら、アルコールランプの火を止めて、ホウ砂を少しずつ加えながら液体を混ぜます。

6.スライムが完成したら、ビニールのシートを広げて、その上にスライムを取り出して観察します。

7.スライムの手触りなどを確認したら、スライムを少量手にとって、ストローを使ってスライム風船を作ってみます。

後片付け

・スライムは可燃物として処分します。
・薬品さじと温度計は、水でよく汚れを洗い流します。
・ビーカーに水を貯めて、こびりついたスライムを溶かします。
(1日程つけおきして、翌日以降に水で洗浄します。)

・ビニールシートはたたんでケースの中に戻しておきます。
・試験管は水洗いして試験管立てに戻します。

・片付けが完了したら、プリントの記録および感想を記入します。

ゆっくり目に進行して、大体45分程度で終了します。

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