高校教育の現場より:生徒は友人との交流を求めて学校へ!
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授業を真面目に受けない生徒。

授業を受けたくないのであれば、学校に来なければいいのに…

と思う。

 

実際にそのような文言を使って生徒を指導するときもある。

しかし、生徒は学校にくる。

我々教師の立場からすると、学校嫌いで学校生活には適応できない子として認識するわけだが、なぜだか学校にはやってくる。

生徒は友人との交流を求めて学校へ!

生徒は、友だちとの交流の時間を求めている。

授業が終わって休み時間に入った途端に、すかさず携帯電話を取り出しゲームの話で盛り上がる。辛い授業を我慢した後だから、一際、友だちと一緒にいる時間が愛おしく感じられる。

 

授業が終わり放課後になれば、クラブ活動の時間。友人とスポーツ競技の腕を磨き、共に切磋琢磨できる。

クラブ活動は一見すると肯定的に受けとられてしまうが、油断をするといけない。
生徒たちの本質が友人との交流にあると、自己研鑽ではなくて友だち同士のじゃれあいの時間になってしまう。

 

だから、授業をきちんと受けさたり、クラブ活動に熱心に取り組ませるためには、
生徒の楽しみを人質にすればいい。

授業がちゃんと受けられないのであれば、学校にくるな!

 

きちんと練習が出来ないのであれば、クラブ活動は停止する!

そういえば、生徒の態度を改めさせる強制力が働く。

これの何が問題か?

友だちと一緒の学校に居たいから授業を真面目に受ける。もしくはクラブ活動に必死に取り組む。

そこには、「自己の内面を磨くため!」という本来の目的がない。

 

学校生活が楽しいことには、何ら問題がない。

しかし、

高校生活が終わった時に、楽しいだけの学校生活になっていないかどうか??

ここはよくよく考えないといけない。

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