今日の私は、機械警備システムの解除当番に当たっていたので、久しぶりに出勤時刻の1時間以上前に学校に出勤しました。
久しぶりの朝方勤務です。常勤講師の時代から、教員採用試験の勉強時間を確保するため、朝7時頃には出勤するのが当たり前だったのですが、定時制での夜間勤務を経験してから、その習慣がなくなってしまいました。人気のない静かな時間帯で、尚且つ頭がフレッシュな状態で自分の仕事に専念できるので、やっぱり朝方は良いですねぇ…。これを機に朝方の勤務スタイルを復活させようかと思いました。
今日は、先約の関係でChromebookが使用できなかったので、代わりのPC(Dynabook)10台で授業に臨みました。1年生の科学と人間生活を4クラスです。
私のGIGAスクール構想
Chrome bookとは異なり、PC専用のIDとパスワードを別途入力しないといけないのがやっかいなところで、1限目の空きコマにPC画面のスクリーンショットを保存しながらログイン説明のスライドを作成していました。
授業の準備がある程度整って、一時的にPCをシャットダウンする際、何も考えず「更新してからシャットダウン」を選択してしたのですが、1限目の授業終了のチャイムがなっても更新作業が終了しません。これでは2限目の授業で使用できないので、慌ててもう一台PCを借りることに…。
2限目開始のチャイムギリギリで教室に入って授業を始めたのですが、動画を視聴しようとしたら音声トラブルが発生して音が全く聴こえません。
若干パニックに陥りながらも、(動画は自宅でも見れるので)視聴は諦めてグループワークに移行し、各グループ代表の生徒にPCを配布します。すると今度はPCの電源が入らないグループが発生します。グループワーク中は、私がPCを必要とすることがないので、私のPCとそのまま交換して対応しましたが、この1時間はかなりグダグダな時間になってしまいました。
ICT機器の導入初期は、こうしたトラブルは付き物なのですが、
と若干歯がゆい気持ちになってしまいます。
生徒を教室に集めて授業しなければならなかったのは、学校に行けば比較的知識レベルが高いとされる大人の情報にアクセスできるから。それは、ネット環境が整備されていない時代の話。今やネットにアクセスすれば、世界中の有力者が発する情報に触れることができる時代です。田舎のおっちゃんおばちゃんの出る幕ではありません。
そろそろ教育システムが変わらないと、我々というよりは、若い世代が不利益を被ってしまいます。
あまり言いすぎると愚痴みたいになってしまうので、これ以上はやめておきましょう。
中間テストが終わってから、1年生の授業の雰囲気が変わっていました。変わってきたというよりは、「クラスの空気が感じやすくなった」といった方が正確でしょうか…??
朝の授業だと、まだ頭が冴えていない生徒もいます。そんな生徒は、最低限やるべき事が終わって、少しでも隙間時間ができたら眠りにつこうとします。やはり1学期の中盤。生徒たちの疲れが溜まってきてるのがわかります。私が使用する授業資料の解答は、グループワーク中に自由に閲覧することができるので、ササっと終わらせたがる生徒は、解答だけ写して終わりにしようとします。
それとは打って変わって、教科書を参考にしながらグループで協力して解答を導き出そうとするクラスもあります。これが一時話題になったアクティブラーニング(共同学習)の理想系なのでしょうか…??
午後の授業だと、集中力が切れてしまいグループワークでは雑談モードに突入してなかなか賑やかなクラスになっていきます。雑談というと聞こえは悪いですが、それでいて注意深く、そのグループを観察していると、要所要所で学習に取り組む姿勢が見られます。冷静に考えて、1日6時間も頭をフル回転させながら学習に取り組むなんて無理な話です。午後の授業なんて、「集中力という概念は崩壊してる」ものと考えた方が無難でしょう。他の授業では、黙って先生の話を聞くことが基本になっていると思うので、どこかの授業で発散する場を提供してあげないと生徒たちの心身のバランスが保てません。
最後の振り返りテストでは、教科書に掲載されている漢字と語句の読みを問題に加えてみました。これは、以前の記事で今後の課題にしていたところです。
問題を作っていて、
バカにするんじゃない!
と生徒たちからお叱りを受けるのではないかと、内心びくびくしていましたが、いざ出題してみると、教科書に書かれてる文字が読めない生徒が一定数(少数ではなく)いることが判明してきました。(全クラスでの授業が終わり次第、問題を掲載します。)
どれだけ効果があるのかわかりませんが、振り返りテスト終了後、解答が気になって仕方がない生徒は、教科書を開いて答えを確認しようとしていました。「教科書の内容に意識を向ける」という意味では、一定の効果が期待できそうなので、この手の問題は継続して出題してみます。