高校教育の現場より:試験監督中に生徒の名前を覚えよう!
スポンサーリンク

中間考査3日目。明日で試験期間が終了です。

試験期間は、生徒たちは大体1限目から2限目に試験を受けたら終わりなので、我々教員は、午後の時間を自分の時間にフル活用できます。採点業務がある先生は、採点の時間に充てたり、体育とか芸術など実技系教科の先生たちは、そもそも定期考査を実施していないので、休暇を取得してゆったりとしています。かく言う私も採点業務そっちのけで、午後から少しお休みをいただいたりして、カフェでデスクワークに勤しんでいます。

そんな我々教員にとっては、至福のひと時ともいえる試験期間が明日で終わります。

まだまだ採点終わってないんですが、まぁボチボチと終わらせてやります。

試験監督中に生徒の名前を覚えよう!

今日は試験監督の業務に行ってきました。1限目と2限目。監督と言っても、本校は基本的に落ち着いていて、不正行為など滅多に起きないので、監督業務といっても答案用紙の配布と回収以外ほとんど仕事がありません。

試験時間中は、何もすることがないので、

試験監督が苦痛だ!

と嘆いている先生をちらほら見かけます。

何もすることがないので、ついつい答案用紙を持って行って採点したり、教卓の下に本を忍ばせて読書してみたり、あの手この手で暇をつぶそうと先生たちは努力されますが、それらは基本的にNG。見つかり次第、教務部の先生に注意されます。私も、教員生活1年目の時に、自分のテストを採点していたところを注意されたことがあります。

ということで、基本的に試験時間中は、黙々と試験問題を解く生徒を眺めるだけで、全く何もすることがありません。

私は、自分が50分授業をすることの大変さと比較すれば、準備や片付けなど一切ない試験監督が楽で仕方ないので、苦痛に感じたことはほとんどないです。

ちなみに私は、試験時間中に生徒の名前と顔を覚えるようにしています。担当クラスが6クラスとか7クラスになってくると、生徒の顔と名前が一致しません。授業形態も生徒たちに向かって説明する場面は、動画に切り替えたり、実験授業は生徒全体を動かすことに必死で、個々の生徒に意識が向かわないので、授業中に生徒の名前を覚えるということが非常に困難です。

 

そこで、試験監督中にできるだけ生徒の顔と名前を覚えるようする習慣を身に着けました。こうして大体1年間かけて、全クラスの生徒の顔と名前が覚えられるようになる感じです。昨年は、新型コロナウイルスの影響で、1学期の前半が休校だったこともあり、1昨年前に比べて、記憶の定着率が悪かったように感じたので、今年は気持ちを切り替えていきます。

という感じで、意気込んではいるものの、マスクをしていると顔の印象が残りにくいですねぇ…。それに加えて、歳のせいか記憶力も低下してきてる気がします。頑張ってはみたものの、今日は生徒の名前が全然頭の中に入ってきませんでした。

 

1年生の名前を覚えたかったのですが、テスト監督を担当するクラスが2年生と3年生だったので、顔と名前を見比べながら覚えられなかったのが大きかったですね。顔と名前を見比べながらだと1時間で40名。名列表を眺めて名前を頭の中にインプットするだけだと1時間で20名くらいの生徒の名前を覚えることができます。覚えるとは言っても、翌日になったらまた忘れているので、復習は授業の時間であったり、次回の期末考査であったりと、覚えては忘れるの繰り返し。これを1年間継続していくと、やっと最後の最後で長期記憶に定着するという感じです。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事