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高等学校理科、新学習指導要領について

平成31年より新学習指導指導要領が先行実施されます。理科に関しては、教科や学習内容に大きな変更はありませんでした。

しかし、指導内容については、特定の単元において原則生徒実験を実施することが追加で明記されています。実験内容については、現行の教科書にも掲載されているものばかりですが、今まで実験を実施して来なかった学校もしくは教員にとっては、かなりの負担となります。

以下、実験に関する記述の抜粋を掲載しました。
(化学、生物基礎、生物については、順次更新していきます)
▪️科学と人間生活
光に関する観察、実験などを行い、光を中心とした電磁波の性質とその利用について、日常生活と関連付けて理解すること。
熱に関する観察、実験などを行い、熱の性質、エネルギーの変換と保存及び有効利用について、日常生活と関連付けて理解すること。
身近な材料に関する観察、実験などを行い、金属やプラスチックの種類、性質及び用途と資源の再利用について、日常生活と関連付けて理解すること。
衣料と食品に関する観察、実験などを行い、身近な衣料材料の性質や用途、食品中の主な成分の性質について、日常生活と関連付けて理解すること。
ヒトの生命現象に関する観察、実験などを行い、ヒトの生命現象を人間生活と関連付けて理解すること。
微生物に関する観察、実験などを行い、微生物の働きを人間生活と関連付けて理解すること。
天体に関する観察、実験などを行い、太陽などの身近に見られる天体の運動や太陽の放射エネルギーについて、人間生活と関連付けて理解すること。
自然景観と自然災害に関する観察、実験などを行い、身近な自然景観の成り立ちと自然災害について、人間生活と関連付けて理解すること。
▪️物理基礎

・直線運動の加速度

速度が変化する物体の直線運動に関する実験などを行い、速度と時間との関係を見いだして理解するとともに、物体が直線運動する場合の加速度を理解すること。
・運動の法則
物体に一定の力を加え続けたときの運動に関する実験などを行い、物体の質量、物体に働く力、物体に生じる加速度の関係を見いだして理解するとともに、運動の三法則を理解すること。
・力学的エネルギー
力学的エネルギーに関する実験などを行い、力学的エネルギー保存の法則を仕事と関連付けて理解すること。
・音と振動
気柱の共鳴に関する実験などを行い、気柱の共鳴と音源の振動数を関連付けて理解すること。また、弦の振動、音波の性質を理解すること。
・熱の利用
熱に関する実験などを行い、熱の移動及び熱と仕事の変換について理解すること。
・物質と電気抵抗
電気抵抗に関する実験などを行い、同じ物質からなる導体でも長さや断面積によって電気抵抗が異なることを見いだして理解すること。また、物質によって抵抗率が異なることを理解すること。
▪️物理
・剛体のつり合い
大きさのある物体のつり合いに関する実験などを行い、剛体のつり合う条件を見いだして理解すること。
・運動量の保存
物体の衝突や分裂に関する実験などを行い、運動量保存の法則を理解すること。
・単振動
振り子に関する実験などを行い、単振動の規則性を見いだして理解するとともに、単振動をする物体の様子を表す方法やその物体に働く力などについて理解すること。
・気体の状態変化
気体の状態変化に関する実験などを行い、熱、仕事及び内部エネルギーの関係を理解すること。
・光の回折と干渉
光の回折と干渉に関する実験などを行い、光の回折と干渉を光波の性質と関連付けて理解すること。
・電気回路
電気回路に関する実験などを行い、電気回路における基本的な法則を理解すること。
・電磁誘導
電磁誘導に関する実験などを行い、磁束の変化と誘導起電力の向きや大きさとの関係を見いだして理解するとともに、電磁誘導の法則を理解すること。また、交流の発生について理解すること。
▪️化学基礎
・物質の分離・精製
物質の分離や精製の実験などを行い、実験における基本操作と物質を探求する方法を身に付けること。
・単体と化合物
元素を確認する実験などを行い、単体、化合物について理解すること。
・化学反応式
化学反応に関する実験などを行い、化学反応式が化学反応に関与する物質とその量的関係を表すことを見いだして理解すること。
・酸・塩基と中和
酸や塩基に関する実験などを行い、酸と塩基の性質及び中和反応に関与する物質の量的関係を理解すること。
▪️化学
・溶液とその性質
溶液とその性質に関する実験などを行い、身近な現象を通して溶媒と溶液の性質の違いを理解すること。
・化学反応と熱・光
化学反応と熱や光に関する実験などを行い、化学反応における熱及び光の発生や吸収は、反応の前後における物質のもつ化学エネルギーの差から生じることを理解すること。
・典型元素
典型元素に関する実験などを行い、典型元素の性質が周期表に基づいて整理できることを理解すること。
・官能基を持つ化合物
官能基をもつ脂肪族化合物に関する実験などを行い、その構造、性質及び反応について理解すること。
▪️生物基礎
・情報の伝達
体の調節に関する観察、実験などを行い、体内での情報伝達が体の調節に関係していることを見いだして理解すること。
・生態系と生物の多様性
生態系と生物の多様性に関する観察、実験を行い、生態系における生物の種多様性を見いだして理解すること。また、生物の種多様性と生物間の関係性とを関連付けて理解すること。
▪️生物
・進化の仕組み
進化の仕組みに関する観察、実験などを行い、遺伝子頻度が変化する要因を見いだして理解すること。
・生命現象とタンパク質
生命現象とタンパク質に関する観察、実験などを行い、タンパク質の機能を生命現象と関連付けて理解すること。
・植物の環境応答
植物の環境応答に関する観察、実験などを行い、植物の成長や反応に植物ホルモンが関わることを見いだして理解すること。
・個体群
個体群内の相互作用に関する観察、実験などを行い、個体群が維持される仕組みや個体間の関係性を見いだして理解すること。
▪️地学基礎
・地球の形と大きさ
地球の形や大きさに関する観察、実験などを行い、地球の形の特徴と大きさを見いだして理解すること。
▪️地学
・地球の磁気
地磁気に関する観察、実験などを行い、地磁気の特徴とその働きを理解すること。
・変成作用と変成岩
変成岩に関する観察、実験などを行い、変成作用と変成岩の特徴及び造山帯について理解すること。
・地層の観察
地層に関する野外観察や実験などを行い、地層の形成及び地質時代における地球環境や地殻変動について理解すること。
・地球の自転と公転
地球の自転と公転に関する観察、実験などを行い、地球の自転と公転の証拠となる現象を理解すること。
・太陽の活動
太陽に関する観察、実験などを行い、太陽表面の現象を太陽の活動と関連付けて理解すること。
・恒星の性質と進化
恒星に関する観察、実験などを行い、恒星の性質と進化の特徴を見いだして理解すること。
終わりに
今のうちから、学校で実施可能な実験を検討して、来るべき時に備えることが肝心です。
とは言っても、「実験などを行う」とあるように、学習目標を達成するために実験しないといけない訳ではないので、現場の先生方はワークライフバランスを意識して、最善を尽くしていけば良いのではないかと思います。

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