そして、これまでに学校が行った調査では、いじめの事実は確認できなかったということで、審議会では遺族などへの調査結果を踏まえたより具体的な内容のアンケートを実施したいとしているとのことです。
以前の記事はこちらを参照してください↓↓↓
■「いじめ対策審議会」の目指すゴールはどこなのか?
1月から聴き取りやアンケートを行って、そしてまたアンケートを実施する・・・。
審議会のメンバーはボランティアで活動しているのであれば、わざわざ記事にして非難するつもりはありません。これらの審議会を実施するだけでも、県民の税金が浪費されていることに、私はいらだちを覚えます。
12月の報道段階から、私は
なんて無駄なことをやっているんだ!!
と思っていましたが、案の定、無駄に無駄を重ねる不毛な対応をする。
日頃このようなレベルの対応しか出来ないと言うことは、我々が確認出来ないところで、非常に生産性の低い活動を行っている可能性がとても高いということです。
より正確な情報を入手できる場所は、自殺した生徒や加害者とされる生徒が通う学校のはずです。
そこに赤の他人が介入して、現場から離れた場所で審議したところで、根本的な解決に向かうはずがない。弁護士や精神科医らの視点による判断を求めるのであれば、直接学校に出向いて情報共有した方が話が早かったのではないか??
「いじめの事実は確認出来なかった。」
という結論になれば、それで「いじめ対策審議会」はお役御免で解散するのだろうか??
果たして、そのような結果を遺族が望んでいるのだろうか??
以前の記事において述べましたが、
のは明らかであり、この2点からいじめを受けていたと断定出来るはずです。
生徒の死後、学校内では関係者を中心に十分な聴き取りは行われていたはずであり、これ以上有力な情報が得られる可能性は限りなくゼロに近いのではないでしょうか。
そもそも、この件に関する真相は、自殺した生徒にしかわかりません。
大切なのは、
いじめの事実を認定すること
ではなくて、
遺族に対する誠意を尽くすことです。
「生徒が自殺に至った原因の1つと成り得る行為」
があったのかどうかを遺族、加害者とされる生徒やその他関係者から確認する。それを基にして、
遺族に対する陳謝と結果説明、加害生徒に対する適切な指導を行うことが大切だったはずです。
生徒が自殺に至った原因を探っていくと、
これらの調査結果から、
該当行為の悪質性を吟味して、遺族や生徒への適切な対応をとらなければならない時なのに・・・。
否、その時ですら、もう既に過ぎ去りました。
それをなぜ、未だにアンケートなのか・・・?
今回の記事には、
とありますが、昨年12月の段階における遺族の意向は、加害生徒と保護者との面談であったはずです。私は、「いじめ対策審議会」が本当に遺族の意向を踏まえられているのか疑いの念を抱いています。
関係生徒へのプライバシーを考慮しているため、記事から得られる情報では、十分な考察が出来ませんが、報道を見る限り、学校や教育委員会、そして「いじめ対策審議会」は、適切な対応が出来ているとは思えません。
今回の記事の転載です↓↓↓