ライブ形式のオンライン授業が乱れるケースについて
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三重大学アメフト部のTwitterに投稿された内容について、東海連盟から注意を受けてたことが判明しました。先日の愛知大学戦に関わって、OBから差し入れをもらったという報告ツイートが、「公式戦は完全無観客試合である」ガイドラインを違反していると誤解されかねないので、「SNSへの投稿には十分配慮するように!」とのことです。

実際の投稿をみましたが、学生の投稿内容にも若干問題があったにせよ、

かなり厳しいジャッジだなぁ…

と思いました。

誤解と言うよりは曲解しないと、ガイドライン違反であるというところまで認識できないんじゃ…。

これ以上はやめておきましょう。些細なことで争うつもりはありません。

ただ1つ学生たちに苦言を呈するとすれば、他のOBの差し入れはSNSで報告をする割に、私からの差し入れは結構スルーされてることでしょうか…(冗談です。)

さて、三重県の緊急事態宣言が延長されたことで、しばらくオンライン環境下での授業になるのですが、オンラインSHRやオンライン授業のカメラは、オンにして生徒たちの顔が常に見えるようにすることが本校の基本ルールになりました。

生徒たちの表情をみて、心身の健康状態を把握したり、生徒間で友人の顔が見れるというのは良いことなのですが、カメラをオンにすることによって発生するリスクを認識しないままルール化してしまうことには、私は反対です。

そもそもオンラインSHRの必要性が感じられないのと、授業については録画した映像を生徒が好きなタイミングで見ればいいと思っています。必要性を感じられないことに対して、ルールを設定して、そのルールを徹底させるという労力を生じさせることが、私にとっては無駄に感じます。

上記の個人的な事情はさておき、生徒全員の顔が画面全体に表示されることには一定のリスクが生じます。

例えば、ある男子生徒がクラスの女子生徒に対して好意を寄せていたとします。その男子生徒からすれば、PC画面に意中の生徒の顔が映っていたら、そこに釘付けになるのではないでしょうか??

教室で行う一斉授業であれば、たとえグループワークのように互いに向かい合った状態になっていたとしても、そうまじまじと顔を見つめることはできないでしょうが、オンライン環境だとそれが出来てしまいます。

これでも少し気持ち悪い感じがしますが、画面の録画機能を使用されてしまったらどうでしょうか??

多感で自制心に歯止めが効かず、ましてや誰にもバレない環境下であれば、魔がさしてしまうことがあるのではないでしょうか??今の時代、生徒だけでなく、教員による猥褻事案も多発しています。たかが、生徒の顔が映っているかいないかだけの話ですが、デジタルタトゥーとして悪用されかねないので、カメラのオンオフについては、慎重に議論がなされるべきです。

後、オンライン形式の授業に慣れというか、飽きの感情が来ると、授業中に遊び始める生徒が出てくることが想定されます。マイクをオンにして私語をすると、先生に注意されることは分かっているので、教師が画面から視線を逸らした隙に、変顔をして他の生徒を笑かしにかかったりといった、悪ふざけが横行するのではないでしょうか??

それでいて、オンラインだと教師と生徒との物理的距離が離れているので指導が困難です。鉄は熱いうちに打ての通り、このような不適切な言動は、即座に指導した方がいいのですが、オンラインだと生徒に上手く指導が入らないでしょう。かと言って、日を改めて対面で指導したとしても、互いに熱が冷めてるので、なかなか気持ちが入らない。

このようなリスクがあるので、私は授業はライブではなくて録画で良いと考えてます。当然、録画形式で好きな時に見るようにしてしまうと、結局、全く授業を見てない生徒が出てくると思いますが、そういった生徒は定期考査で赤点をとってくるので、成績不審者として、長期休業中にみっちりと指導してやればよいだけのことです。

ライブ形式の授業は、よほど授業力に定評があって、「あの先生の話が聞きたい!」と、どの生徒も思えるような教員でないと、上手く機能しないでしょう。

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