本日から3日間、生徒・保護者の三者懇談会が開催されます。
今回は、9月から始まる就職試験に向けて、生徒が希望する企業の確認と、就職試験に向けての日程を確認することが中心となります。就職試験を受ける企業はすでに決まっていて、就職試験に向けて、この先履歴書作成と面接練習を行うことを伝えるだけで、保護者の方との意見交換など、議論を交わすことは基本的に必要ではありません。
ですので、わざわざ生徒や保護者の方に、学校まで来ていただく必要はなく、オンライン形式での面談を希望に応じて実施することにしてみました。
結果的には、従来の対面形式の面談をほとんどの方が選択していたので、
といったところです。
保護者会の案内に際して、例年通りの案内書式に加えて、オンライン形式での面談実施のメリットやデメリットを文面に記して配布したのですが、
なんでもかんでもオンラインで実施すれば良いわけではなくて、成績不振の生徒を始めとして、混み入った話が必要な生徒の場合だと、きちんと対面で話し合う必要があると考えています。
昨年から、私自身、オンライン形式の会議を経験していますが、言葉に込められた想いというか感情は、画面越しでは、なかなか伝わり難いところがあります。
と思います。(つまり、教員側の想いが生徒の心に響かない…)
その場の空気感や雰囲気も含めて、伝えないといけないことがある時は、対面でないといけません。少なくとも、私は対面でないと、そのような状況での面談はやり辛いです。
とは言っても、オンライン形式の面談は、保護者の方にわざわざ学校に来てもらう必要がなくなるので、とても便利だと思います。今日のオンライン面談では、自宅にいる生徒、職場にいるお父さん、そして学校にいる私みたいな状況がありましたし、職場から参加する選択肢が加わってくると、各ご家庭でも時間の都合がつけやすくなるのではないでしょうか…??
GIGAスクール構想が進展して、生徒が一人一台パソコンを持つようになる頃には、学校現場の働き方改革を進める意味でも、三者面談をオンライン化していってほしいところですが、依然として、特定の生徒に対しては、対面での面談形式の方が優れていることがあるので、この辺りの選別をいかに行っていくかが今後の課題となりそうですね。