今週に入って、オンラインでライブ授業を実施した先生からは、生徒の反応が無いから授業が進め難いという意見が聞こえてきて、そのような先生方からは、早く対面授業が始まって欲しいという声が上がっています。
オンライン授業を今までの授業の延長線上で捉えてしまうと、そうなってしまうと思います。やはり私が理想とする教育環境には、なかなか変わってくれないですね。ただ、これに関しては私の理想が正しいという訳ではなくて、こうあって欲しいという私自身の願望も含まれているので、難しいところではあります。
長い間、座学ベースの授業を行ってきた先生だと、生徒を同じ時間、同じ場所に集めて、何かを教えるという固定観念が根付いてしまっているので、オンライン授業のメリットになかなか気付けないところがあるように思います。
ただ、これは先生だけの責任ではなくて、学校教育法施行規則に標準的な授業時間数が示されているので、各学期に実施した授業に生徒が何回参加したかを記録しなければなりません。要は出欠確認をしなければならないということですが、この辺りの法律的な縛りがオンライン授業の促進を妨げています。
※学習指導要領において、全日制の課程(単位制課程を除く)に関しては、週当たりの授業時数として30単位時間を標準としている(単位については、1単位時間を50分とし、35単位時間の授業を1単位として計算することを標準としている)。
今週の授業に関しては、ライブ授業に加えて、オンデマンド授業が認められていたので、私はオンデマンド授業を実施してたのですが、どうやら来週以降は、各教科で必ず1回はライブ授業を実施することが義務付けられる見込みのようです。
※オンデマンド授業:インターネットを利用して非同期で教育学習を行うこと
ということで、しぶしぶ私もライブ授業を行うことになろうかと思いますが、とは言っても普段教室で行っている授業が既にオンライン対応を意識して設計されているので、週1回か2回程度、どっかの時間帯に生徒を集めて授業を行うだけのことなので、いつも通りの授業をするつもりでいきます。
普段と違うのは、通常は40名の生徒を相手にしてたのが、オンラインだと最大80名程度まで同時接続が可能らしいので、40名×2、つまり2クラス分同時に授業を進めるところでしょうか…??
この辺のところは、まだ未体験の領域なので、自分自身の経験値を積み重ねる意味でも1度くらいは経験しておいた方がいいように思います。