毅然とした指導 | 教師は大人に対しても毅然と接するべき!
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毅然とした指導というのは、教師が生徒に対して意識することではなく、大人に対して意識するべきものであるように感じます。

今朝の記事このようなものがありました。

「“部活未亡人”ってこういう事か」 日本の教師の世界一多忙な姿〈AERA〉

教師がとても大変であることを世間に訴えてくれるのはありがたいのですが、個人的に引っ掛かる部分があります。

それは、

教師が保護者(親)に対して、毅然とした対応が出来たのか??

ということです。この内容は、以前投稿した私の記事とも交わる部分があります。

【参考】教師の校務多忙とクラブ活動の外部指導者導入について思うこと。

以下、記事より抜粋。

「あんなに頑張っていたのに、うちの子の成績はなぜ『4』なんですか」

 ある親からクレームを受けたことがある。教頭立ち会いのもとこの親と対面。テストの点や宿題、授業中の態度などを見て総合的に判断していることや、数字の根拠を説明した。だが、

「うちの子の頑張りは見てくれないんですか」

 親はその一点張りだった。

私は、この後に続く対応がどのようなものであったかを知りたいのですが、この手の記事は親の対応で学校現場は大変なんだというところで終わっています。

テストの点や宿題、授業中の態度などを見て総合的に判断していることや、数字の根拠を説明したのであれば、

「うちの子の頑張りは見てくれないんですか」

と言われた時に、「はい。その通りです。」と返答すればいいと思います。

クラスにいる何十名もの児童生徒の活動の様子を公平にみるのは不可能です。だから、特定個人の頑張りを評価に含めてしまうと不平等が生じてしまいます。そのような経緯もあって、生徒の頑張りは褒めてあげたいけれども、成績評価に加えていないのです。そのような学校の配慮も顧みず、ただ子どもの成績に不満をぶつけてくる親に対して、学校側はいつまでも低姿勢でいる必要はありません。

私は、このような記事をみていて、いつも学校側の低姿勢とも思える対応に歯がゆさを覚えます。おそらく、この保護者は学生時代もわがままな生徒として、学校および教師を困らせてきたのでしょう。そして、まともな指導を受けずに卒業して子を持つ親になったのです。そのような親に対しては、教師は今度こそ、社会はそんなに甘くはないということを教えてやるべきです。

学校側が強硬な態度をとると、親は逆上して更にエスカレートした行動をとることが予想されますが、その時こそ、こちら側が警察に通報するなどの法的に正しい手順を踏んで、徹底的に戦う姿勢を示すべきです。余程悪質な親であれば、今の時代ネット記事などにさらされて、世間の批判が集中し社会的身分が失墜します。

記事より抜粋

同僚の教員は部活のキャプテン決めで、落選した子の保護者からのクレーム対応をこじらせ大変な思いをした。それ以降、キャプテンや試合に出るメンバーが決まったときには親に先に連絡をし、経緯や根拠を説明する。

上記についても、保護者からのクレーム(助言)によって、キャプテンや出場メンバーを親に先に連絡することが妥当だと思い改めたのであれば良いと思いますが、保護者のわがままを避けるための行動であるならば、そのような努力はするべきではありません。それこそ、本当はあの子がキャプテンとして適任だけど、あそこの子の保護者はクレーマーだから副キャプテンに収めておいたなんてことになってしまったら本末転倒です。

半分冗談で書いたつもりですが、このような弱腰の判断しか出来ない教師はいると思います。「子どもたちは従順だから、親さえ黙らせておけば大丈夫!」という姿勢は、確かに目の前の学校運営は無難に過ごせるかもしれませんが、現実逃避に等しい行動です。子どもには強気であれこれ注文する割には、大人に対しては弱腰で低姿勢な態度を客観的に見た時に、それが教育者として正しい姿であると言えるでしょうか??

私は、そうは思いません。教師は大人に対してこそ毅然とした対応をとるべきです。ダメな大人とは戦う姿勢を示しましょう。もちろん暴力はなく議論によって。

 

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