昨日は早めに寝るようにしたためか、今日のコンディションは上々でした。
授業の準備に追われる日常から徐々に解放された安堵感からくるものかもしれません。
こういう時は、授業中に騒がしくても、
と、微笑ましく生徒集団を眺めながら、落ち着いて対処できます。
小学校の先生だったら、
ほら耳を澄ませて! 小鳥たちのさえずりが聞えるよ!
って、児童が耳を澄まして聞く姿勢に促してやるというテクニックがあるみたいなのですが、私は、
そう心の中で苦笑しながら、生徒が静かになるのを待っています。
もう少しテンションが高ければ、もっと色んな手法を駆使できるのでしょうが、歳のせいか、そこまでやってやろうという気力はみなぎってきません。
授業内容自体は昨年とあまり変わっていない上に、9月は自宅学習期間でほとんど授業がなかったにも関わらず、どうして今年はこんなにしんどいのかを分析してみたのですが、2学期の中間考査が無くなったことが大きかったようです。
定期考査前の1年生の授業は、ファイルチェックとテスト勉強で2時間分、授業時間を消化しているので、実験授業を行わない分、ここで溜まった仕事を処理して、尚且つテスト期間中の生徒がいない午後は、休暇をとって心身の回復に努めることができました。
それに対して、今年は中間考査が無くなり、10月から12月までの約2か月間ぶっ通しで授業が続いたので、結局9月の授業が抜けたものの、授業内容は昨年とほぼ変わっておらず、良く言えば質の高い授業が提供できたわけですが、その分、授業準備に追われ心身を摩耗していったわけです。
9月は祝日が2日あるので、例年だと、ここが丁度いい休憩になるのですが、今年の10月はオリンピックの影響で体育の日が7月に移動してしまったために祝日はなし。単調な5連勤の繰り返しになってました。
スマホ中毒
とある私の授業にて、前の時間に携帯電話を没収された生徒が、
「帰ろうかなぁ~」とか「後で反省文書くの嫌だ~」とかなりご乱心の様子でした。
この光景は、毎年1回くらい見かけるのですが、
とは思うのものの、スマートフォンの誘惑と対峙しなければならない現代人の過酷さを痛感する次第です。
携帯電話を使わないと決めたら使わずにいることは出来るつもりですが、少し退屈してきたら携帯画面をのぞき込んで暇を潰そうとしますし、日経平均とかチェックしてしまうのではないでしょうか…??
授業を真面目に受けるということは、学生時代の私にとっては当たり前のことでしたが、今の学生たちにとって、当たり前の状況をキープことは、かつてよりとてもハードルが高いことなのかもしれません。