寝た子は起こすな!その1
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今朝、30分ほど2度寝したのですが、その時に授業の準備が間に合わなくて焦りまくってる夢をみました。授業開始時刻が3分前、2分前と迫ってきてるのに、準備したはずのプリントがどこにもない。もう一度印刷しようと試みるも、パソコンのフォルダのどこを探しても、そのプリントのデータが見つからず、授業が始まってるのに職員室で必死にデータを探し回る自分。

2度寝した30分間の夢にしては非常に長く感じました。目覚めた時に若干息苦しかったので、無呼吸だったのでしょうか…??

とりあえず夢でよかった。

と安心しました。

しかし、授業準備が万端だと思ってた現実世界でも、印刷が完了した授業資料を見てみると、所々にミスがあったりと、やっつけ作業で準備した感が否めない状態でした。

今日の内容は、普段取り扱っている内容に比べると高度なので、

生徒たちは問題に食らいついてくれるかなぁ…??

と少し不安ではありましたが、こちらの想定以上に真剣に取り組んでました。

グループ学習では、わかる子がわからない子に説明する姿を、ちょこちょこ見られたので、概ね共同的な学びが再現された理想的な環境になってました。

こういう授業を10年前に出来ていたら、ひとかどの人物になれてたんだけどなぁ…

と、つくづく思います。

そういえば、普段よく喋ってまわりの生徒にちょっかいを掛けてる子が、授業中に爆睡してて、

授業をきちんと受けさせるのが教師の仕事であるならば、叩き起こして授業に参加させないといけないのですが、起こしたら起こしたで、周りの子に話しかけて授業規律を乱されるのもかなわんなぁ…(笑)

と思いながら授業する場面がありました。

寝てる子をどうするかは非常に難しいところで、教科書ベースで授業する場合だと、どこかの内容が抜け落ちてしまうと、先の内容が全く理解できなくなってしまいます。

そうすると、その子は、この先の授業は、わからない内容を聞くだけか、寝るか、教師の隙をみて他のことをするかの選択肢に絞られてしまいます。

寝た子を起こさないということは、この先、上記のような望まぬ状態に陥ることを肯定することになるので、そう考えると起こしてあげないといけない訳ですが、

そもそも寝ている子は、「体調が優れないとか、夜更かししたとかの理由で、頭が回らず授業を受けられないほど眠い」とか「そもそも授業内容がつまらないか全く理解できない」という理由で寝ているので、無理やり起こして中途半端な状態で授業に参加させたところで、授業内容の定着を期待することはできません。

だからと言って、立ち止まってもう一度説明しようとなると、他の生徒にとっては間延びした時間になってしまうから、それも出来ない。

そもそも、目上の人(教師)が必死に説明しているのに、目下の者(生徒)が寝るなんて失礼なことである!

という、礼儀作法を強調したいところなのですが、

それでは、自分が伝えている内容が、生徒の人生にとって絶対に大切なものなのか?

と、自問自答すると、「そうでもない」というアンサーが返ってくるので、どうも毅然と対応しきれない。

これが教育システムの問題であると結論するまでは、私個人の能力のなさを責めたり、不真面目な態度に問題があると生徒に詰め寄ったりと、この問題は、長年私を苦しめてきました。

今は、「少しでも生徒たちが楽しめるような授業が出来るように!」と心がけていますが、そうすると授業準備に莫大な時間を要してしまうので、時には、

生徒を威圧しながら、教室で座学できる先生が羨ましいなぁ…

と思ったりするわけですが、ただ、そういう先生も、生徒たちの負のオーラを一身に浴びていて、

楽な授業をしている風でいて、実は結構精神的に負荷がかかってるのかなぁ…??

なんて思うようになってきました。

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